KG-150N
メモリーバックアップ
取扱説明書
はじめに
- ●本製品を使用して、万一車両メモリーや接続機器のメモリーが消去されてしまっても、弊社では補償できません。
- ●本製品と車両および接続機器との組み合わせに起因する誤動作などで、万一損害が生じても弊社では補償できません。
- ●本製品の仕様や外観、本取扱説明書の記載内容は、予告なく変更することがあります。
- ●本取扱説明書記載内容の無断転載を禁じます。
安全上・使用上のご注意(必ずお守りください)
取扱説明書には、お使いになる人や他の人への危害と財産の損害を未然に防ぎ、安全に正しくお使いいただくために、重要な内容を記載しています。次の内容をよく理解してから本文をお読みになり、記載事項をお守りください。
■表示内容を無視して、誤った使い方をしたときにおよぼす危害や損害の程度を次の絵表示で区分し、説明しています。
警告
この表示の欄は、「死亡または重傷を負うことが想される」内容です。
注意
この表示の欄は、「傷害を負うことが想定されるか、または物的損害の発生が想定される」内容です。
警告・注意
- ●バックアップ出力中は車両の電装品をONにしない。
- ●小さいお子様や、ペットなどの動物が届かない場所で使用、保管する。
- ●使用後は必ず、ケーブルを抜いて保管する。
- ●本製品を持ち運ぶときや保管時は、本体側面のダストカバーをしっかりと閉じ、端子部を保護する。
- ●DCプラグやUSBコネクターは根元まで確実に差し込む。
- ●本製品に異常を感じたら、直ちに使用を中止する。
- ●本体から電解液が漏出している場合は、直接触れない。万一皮膚に付着または目に入った時は、こすらずに水道水などのきれいな水で充分洗った後、直ちに医師の診察を受ける。
- ●万が一、本製品が発火した場合は消火器を使って消火する。
- ●本体やケーブルをぬらしたり、ぬれた手で使用しない。
- ●風呂場やプール、海など水没の危険がある場所では使用しない。
- ●ガソリン・オイルなど可燃物の周辺や法令で第一類・第二類危険箇所に指定されている場所では使用しない。
- ●可燃物や重いものを乗せたり、毛布や座布団で覆ったり包んだりしない。
- ●本製品は、医療機器、原子力機器、航空宇宙機器などに使用しない。
- ●本製品を接続した状態で車両のエンジンを始動しない。
- ●暗い場所で作業を行わない。
- ●スイッチが操作できないなどの故障の状態で使用しない。
- ●端子類を指で触れたり異物を入れない。
- ●直射日光があたる場所や、夏季の車両内など気温45℃を超える環境および湿度70%を超える環境で保管しない。
- ●分解や改造はしない。
- ●ケーブルの被覆が破れた状態で使用しない。
- ●加熱したり、火や水の中に入れたり、ストーブなど熱源に近づけない。
- ●付属品のコード類を束ねたまま使用しない。
- ●付属品以外のケーブルを使用しない。
警告・注意
- ●本製品付属品を本製品以外に使用しない。
- ●本体・付属ケーブルを落下させたり、衝撃を与えない。
- ●使用時および充電時に、たばこなど火気を近づけたり付近に可燃物を置かない。
- ●可燃性の気体や液体のある場所で使用しない。
- ●端子の両極性を金属で接続しない。また、ネックレスやヘアピンなどと一緒に持ち運んだり、保管しない。
- ●本製品の出力端子同士や本製品の出力端子と他製品の出力端子を接続しない。
- ●電子レンジや高圧容器に入れない。
- ●本製品を取扱説明書記載の使用方法以外の使用をしない。
- ●USB出力による充電終了後、本体と被充電機器との接続をすみやかに解除する。
- ●本体の充電は、当社指定条件のUSBケーブルを使用し、当社指定の充電条件を守る。
- ●USB ACアダプター以外(PCのUSBポートなど)で充電をしない。
- ●本体の充電完了後は、すみやかに充電器を外す。
- ●本体の充電は温度が0~40℃の環境で行う。
- ●本体の充電時間を過ぎても充電が完了しない場合は充電を中止する。
- ●満充電の状態で充電をしない。
- ●屋外や水で濡れる恐れのあるところで充電をしない。
- ●本体の充電をしながら本製品を使用しない。
- ■使用上のご注意
- ●アルコールを含む液体で本製品をふかない。
- ●気温-10℃~45℃の環境、本体温度0℃~45℃で使用する。
- ●高い電磁環境に近づけない。
- ●完全放電すると充電ができなくなることがあるため、長期間使用しない場合は3ヶ月ごとに充電を行う。
- ●本体内蔵バッテリーは使用方法や保管方法によっては、著しく劣化する場合があるため、劣化による不具合は、保障の対象外。
- ●ホコリの多い場所、水のかかるところ、強い衝撃が加わるところ、気温-10℃以下45℃以上・湿度70%以上のところ、結露のあるところ、直射日光のあたるところでは保管しない。
- ●本体内蔵リチウムイオンバッテリーの廃棄は、自治体の条例に従って廃棄処分する。
- ●OBDⅡコネクターに電源が無い車両やOBDⅡ接続によるバックアップが禁止されている車両では、バッテリークリップ変換ケーブル(808)を使用して、バッテリーターミナル接続によるバックアップを行う。
- ●本製品を低温で使用する場合、リチウムイオン電池の特性で放電容量が低下します。
- ●電源ONから約12時間経過すると、オートパワーオフ機能が働き電源OFFになります。
構成部品一覧表
本製品には、下記のものが同梱されています。ご使用の前にご確認ください。万一不足している場合や破損している場合は、すぐに販売店にご連絡ください。
- ❶本体:1台
- ❷OBDⅡケーブル(806):1本
- ❸シガーソケット(807):1本
- ❹バッテリークリップ変換ケーブル(808):1本
- ❺本体充電用USBケーブル(913):1本
- ❻取扱説明書・警告カード:各1枚
本体・付属品各部の名称と働き
■本体
-
❶電源キー
- ●このキーを長押しすると電源がONになります。
- ●電源ON時にこのキーを長押しすると電源がOFFになります。
-
❷残量インジケーター
●電源ON時に点灯し、5個のLEDの点灯状態で、本体バッテリー電圧を基に、おおよその充電残量を示します。(充電残量の数値はあくまでも目安です)
- ● ● ● ● ●全点灯(約100%~81%)
- ● ● ● ● ●4つ点灯(約80%~61%)
- ● ● ● ● ●3つ点灯(約60%~41%)
- ● ● ● ● ●2つ点灯(約40%~21%)
- ● ● ● ● ●1つ点灯(約20%~1%)
- ● ● ● ● ●1つ点滅(過放電保護で出力遮断)
- ● ● ● ● ●全消灯(電源OFF)
-
❸本体充電用USB端子
- ●本体を充電をする際に付属の 913 本体充電用USBケーブルを接続します。
-
❹ダストカバー
- ●❺と❻の端子使用時に、このカバーを開きます。
- ●持ち運ぶときや保管時は、このカバーが端子部を保護しますので、必ず閉じてください。
-
❺USB出力端子(DC5V/2A)(ダストカバー内)
- ●スマートフォンなど被充電機器付属のUSB Aオスプラグを差し込んで充電します。
-
❻DC12V出力端子(DC12V/5A)(ダストカバー内)
- ●車両メモリーのバックアップやDC12V機器の電源として使用する際、この端子にシガーソケットのDCプラグを接続します。
- ❼シリアルナンバー
■OBDⅡケーブル(806)
■シガーソケット(807)
■バッテリークリップ変換ケーブル(808)
■本体充電用USBケーブル(913)
仕様
-
バッテリータイプリン酸鉄リチウムイオンバッテリー(18650サイズ/LifePO4)
-
バッテリー容量6000mAh(3.2V)
-
出力USB出力端子:DC5V/2A
バックアップ出力端子:DC12V/5A -
入力範囲DC5V/2A(MicroUSB Micro-B充電用入力端子)
-
バックアップ対応車12V車
-
出力端子形状USB出力端子:USBタイプAメス
12V出力端子:DC2.1メス -
入力端子形状MicroUSB Micro-B
-
本体充電方法充電用USB5V電源(PC不可)
-
本体充電時間約3時間(付属ケーブルおよび2AのUSB ACアダプター使用)
-
残量インジケーター5つのLEDで7段階表示
-
サイクル寿命約2000回(目安)
-
保護機能USB 5V2A出力 / 12V5A出力:過放電、過電流、温度
充電 5V2A入力:過充電、温度 -
使用温度0~45℃(本体)、-10~45℃(環境)
-
充電時温度0~40℃
-
保存温湿度-10~45℃、70%rh以下(ただし結露のないこと)
-
寸法・質量約150mm(H)×約80mm(W)×約24.5mm(D)、約280g
-
付属品
-
別売付属品
使用方法
1. OBDⅡ接続によるバックアップ
警告・注意
- ●「安全上・使用上のご注意」の警告・注意事項をよくお読みのうえ、その内容を厳守してご使用ください。
- ●24V車両のバックアップはできませんので使用しないでください。使用すると故障、発火の原因になります。
- ●バックアップ出力中は車両の電装品をONにしないでください。OBDⅡケーブル(806)のヒューズ切れや、コネクター部が高温になり溶ける恐れがあります。
- ●バックアップ出力中に、車両の電装品をONにするなどして大きな電流が流れた場合、過電流保護によりバックアップ出力が停止してしまったり、本体バッテリーの電圧降下で残量インジケーターが急激に少なくなる場合があります。(本製品の仕様上、充電を行うまで残量インジケーターの状態を記憶します。そのため大きな電流が流れた場合は、残量インジケーターが急激に少なくなる現象が発生します。)
- ●車両から OBDⅡケーブル(806)を外す際は、コネクター部が高温になっている恐れがあるためご注意ください。
- ●OBDⅡバックアップが禁止されている車両では、OBDⅡバックアップは行わずに、バッテリーターミナル接続によるバックアップを行ってください。車両や本体の故障、発火の原因になります。
- ❶車両のキーを抜いて、ライト類(室内灯含む)を全てOFFにします。
- ❷電源キーを長押しして残量インジケーターの点灯を確認します。電池残量が少ない場合は本体を充電してください。
-
❸本体のダストカバーを開いて、DC12V出力端子にシガーソケット(807)のDCプラグを差し込みます。
-
❹OBDⅡケーブル(806)のOBDⅡコネクターを、車両のDLC(車両側コネクター)にしっかりと差し込みます。
-
❺OBDⅡコネクターの赤色LEDが点灯したことを確認します。赤色LEDが消灯した状態ではバックアップ電源として機能しません。
- ※赤色LEDが点灯しない場合は、DLC(車両側コネクター)に電源が無いことが原因と考えられます。この場合は、バッテリークリップ変換ケーブル(808)で、バッテリーターミナル接続によるバックアップを行ってください。
-
❻シガーソケット(807)のソケットにOBDⅡケーブル(806)のシガープラグを差し込みます。
- ※接続部が抜けないように安定した所に置いてください。
-
❼シガープラグの緑色LEDが点灯したことを確認します。緑色LEDが消灯した状態ではバックアップ電源として機能しません。
- ※緑色LEDが点灯しない場合は、シガーソケットとOBDⅡケーブルの接続および本体バッテリーの残量を確認してください。問題が無い場合はシガープラグ内部のヒューズが切れている可能性があります。
-
❽バッテリー交換の前(バッテリーターミナルを外す前)に、車両のドアを全て閉めてキーロックを行ってください。
- ※車両のドアを開くと、ドアランプやルームランプが点灯して、OBDⅡケーブル内のヒューズが切れることがあります。
-
❾バッテリー交換などの作業を行います。終了しましたら電源キーを長押しして、残量インジケーターの消灯(DC12V出力OFF)を確認後、本体と車両の接続を解除して、本体のダストカバーをしっかりと閉じてください。
- ※バックアップ中に車両のドアを開いたり、ブレーキを踏んだり、ライトや室内灯を点灯したり、キーを回したりしないでください。OBDⅡケーブル内のヒューズが切れることがあります。
- ※車両バッテリーが過放電している場合、OBDⅡケーブル内のヒューズが切れることがあります。
- ※OBDⅡケーブル(806)は、250V 5Aヒューズが内蔵されています。ヒューズ切れの場合は、同仕様のヒューズと交換してください。仕様の異なるヒューズの使用は絶対にしないでください。(“保守管理 3. OBDⅡケーブルのヒューズ交換”を参照)
- ※一部の車両ではバックアップ動作を行うと過電流によりブレーカーが作動し、車両メモリーが消去する場合があります。整備要領書などでご確認ください。
- ※本体と車両を接続したままエンジンを始動しないでください。
- ※車両によってはDLC(車両側コネクター)から電源を供給できず、バックアップ動作を行うことができない場合があります。
関連動画
2. バッテリーターミナル接続によるバックアップ
警告・注意
- ●「安全上・使用上のご注意」の警告・注意事項をよくお読みのうえ、その内容を厳守してご使用ください。
- ●24V車両のバックアップはできませんので使用しないでください。使用すると故障、発火の原因になります。
- ●バックアップ出力中は車両の電装品をONにしないでください。OBDⅡケーブル(806)のヒューズ切れや、コネクター部が高温になり溶ける恐れがあります。
- ●バックアップ出力中に、車両の電装品をONにするなどして大きな電流が流れた場合、過電流保護によりバックアップ出力が停止してしまったり、本体バッテリーの電圧降下で残量インジケーターが急激に少なくなる場合があります。(本製品の仕様上、充電を行うまで残量インジケーターの状態を記憶します。そのため大きな電流が流れた場合は、残量インジケーターが急激に少なくなる現象が発生します。)
- ●バッテリーターミナルに接続する際、逆接続(バッテリーの+と-の極性を逆に接続)や短絡は、絶対にしないように注意してください。けがや故障、発火の原因になります。
- ●バッテリーターミナル接続によるバックアップ中、バッテリークリップとバッテリーターミナルの接続、およびOBDⅡケーブルとの接続が外れないようにご注意ください。
- ❶車両のキーを抜いて、ライト類(室内灯含む)を全てOFFにします。
- ❷あらかじめ車両バッテリーのステーを外し、バッテリーターミナルのボルトをゆるめておきます。
- ❸電源キーを押して残量インジケーターの点灯を確認します。電池残量が少ない場合は本体を充電してください。
-
❹OBDⅡケーブル(806)とシガーソケット(807)を接続します。
-
❺バッテリーの極性に注意して、バッテリークリップ変換ケーブル(808)の赤色クリップを+ターミナル端子に、黒色クリップを-ターミナル端子に接続します。外れないようにしっかりとクリップしてください。
-
警告
- ●+と-を逆に接続してしまっているとショートの恐れがあります。逆接続でないか再度確認してください。
-
-
❻バッテリークリップ変換ケーブル(808)と、OBDⅡケーブル(806)のOBDⅡコネクター同士を接続します。
-
警告
- ●本体接続側の端子部(シガーソケット(807)のDCプラグ)が、車両のボディや金属部に接触しないように注意してください。
-
-
❼OBDⅡケーブル(806)のコネクターの赤色LEDが点灯したことを確認します。
- ※点灯しない場合は、車両バッテリーの電圧が著しく低下している、またはターミナル端子の接触不良や逆接続の可能性があります。
- ※接触不良で赤色LEDが点滅している、または点灯しない場合は、各接続を一旦解除して、ワイヤーブラシなどでバッテリーのターミナル端子を清掃してから、再度接続してください。別売付属品:ワイヤーブラシ(690)
- ※電圧が著しく低下したバッテリーのバックアップは行えません。
-
❽本体のダストカバーを開いて、DC12V出力端子にシガーソケット(807)のDCプラグを差し込みます。
- ※各接続部が外れないように、安定した場所に置いてください。
-
❾シガープラグの緑色LEDが点灯したことを確認します。LEDが消灯した状態ではバックアップ電源として機能しません。
- ※LEDが点灯しない場合は、シガーソケットとOBDⅡケーブルの接続および本体バッテリーの残量を確認してください。問題が無い場合はシガープラグ内部のヒューズが切れている可能性があります。(“保守管理 3. OBDⅡケーブルのヒューズ交換”を参照)
-
❿バッテリー交換の前(バッテリーターミナルを外す前)に、車両のドアを全て閉めてキーロックを行ってください。
- ※車両のドアを開くと、ドアランプやルームランプが点灯して、OBDⅡケーブル内のヒューズが切れることがあります。
-
⓫バッテリー交換を行います。バッテリーターミナルを外す際は、バッテリークリップが外れないようにご注意ください。
-
警告
- ●バッテリー交換中は、外したバッテリーターミナルが車両のボディや金属部に接触してショートさせないように注意してください。
- ※バックアップ中に車両のドアを開いたり、ブレーキを踏んだり、ライトや室内灯を点灯したり、キーを回したりしないでください。OBDⅡケーブル内のヒューズが切れることがあります。
- ※車両バッテリーが過放電している場合、OBDⅡケーブル内のヒューズが切れることがあります。
- ※ヒューズ切れの場合は、“保守管理 3. OBDⅡケーブルのヒューズ交換”を参照のうえ、同仕様のヒューズと交換してください。仕様の異なるヒューズの使用は絶対にしないでください。
- ※一部の車両ではバックアップ動作を行うと過電流によりブレーカーが作動し、車両メモリーが消去する場合があります。整備要領書などでご確認ください。
- ※本体と車両を接続したままエンジンを始動しないでください。
-
- ⓬終了しましたら本体の電源をOFFにした後、本体とバッテリーターミナルの接続を解除して、本体のダストカバーをしっかりと閉じてください。
3. USB出力
警告・注意
- ●「安全上・使用上のご注意」の警告・注意事項をよくお読みのうえ、その内容を厳守してご使用ください。
USB 5Vを電源とする直流機器の電源として使用できます。
- ■使用例(携帯端末の充電)
- ❶電源キーを長押しして残量インジケーターの点灯を確認します。USB5V出力がONとなります。電池残量が少ない場合は本体を充電してください。
-
❷本体のダストカバーを開いて、携帯端末付属または市販の充電ケーブルを本体のUSB出力端子に差し込み、本体と携帯端末を接続すると充電が開始します。
-
❸充電終了後、電源キーを長押しして残量インジケーターの消灯(USB5V出力OFF)を確認後、本体と携帯端末の接続を解除して、本体のダストカバーをしっかりと閉じてください。
- ※完全に電池を消費して、電源が入らなくなった状態の機器には使用できない場合があります。
- ※使用する機器によっては充電できない場合があります。
- ※使用する機器によっては満充電にならない場合があります。
- ※携帯端末の画面にエラーが表示された場合は、ただちに使用を中止してください。
接続しても充電が開始されない場合
接続しても充電が開始されない場合は、端子部分に接触不良が無いか確認してください。端子部分に接触不良が無い場合は、出力電流が仕様を超えている可能性があります。
接続しても充電が開始されない場合は、端子部分に接触不良が無いか確認してください。端子部分に接触不良が無い場合は、出力電流が仕様を超えている可能性があります。
4. 直流機器のサブ電源(5A以内)
警告・注意
- ●「安全上・使用上のご注意」の警告・注意事項をよくお読みのうえ、その内容を厳守してご使用ください。
- ●5Aを超える電流が流れると、過電流保護が働いて本体の電源がOFFになります。5Aを超える機器(掃除機、冷蔵庫、ケトル、エアーコンプレッサーなど)は使用できません。
- ❶電源キーを長押しして残量インジケーターの点灯を確認します。電池残量が少ない場合は本体を充電してください。
-
❷本体のダストカバーを開いて、DC12V出力端子にシガーソケット(807)のDCプラグを差し込みます。
- ※直流機器側の電源プラグがDC2.1オスプラグ(センターの極性がプラス)であれば、直接本体のDC12V出力端子に接続できます。
- ❸シガーソケット(807)のソケットに 直流機器を接続して使用します。
- ❹使用後は電源キーを長押しして、残量インジケーターの消灯(DC12V出力OFF)を確認後、本体と直流機器の接続を解除して、本体のダストカバーをしっかりと閉じてください。
保守管理
1. 本体の充電
警告・注意
- ●「安全上・使用上のご注意」の警告・注意事項をよくお読みのうえ、その内容を厳守してご使用ください。
- ●本体の充電は、充電終了を確認後(全LED消灯後)に充電用USBケーブルを抜くようにしてください。5つ目のLEDが点滅状態で抜いてしまうと、充電が十分ではない場合があります。
- ●USB ACアダプター以外(PCのUSBポートなど)では充電できません。
バッテリー残量が減った場合は次の手順で本体を充電してください。
- ❶本体充電用USB端子に付属の本体充電用USBケーブル(913)の端子を差し込みます。
- ❷もう一方の端子を市販のUSB ACアダプターに差し込みます。
- ❸USB ACアダプターをコンセントに差し込みます。充電が開始され、残量インジケーターが点滅します。
- ❹充電が終了すると残量インジケーターが消灯します。
-
❺充電終了後は、本体と本体充電用USBケーブル(913)およびコンセントの接続を解除してください。
2. 保管方法
警告・注意
- ●「安全上・使用上のご注意」の警告・注意事項をよくお読みのうえ、その内容を厳守してご使用ください。
本体バッテリーを長持ちさせる長期保管の方法
- ●放電状態での長期保管はバッテリーの劣化に繋がるため、3ヶ月に1回程度の充電を行ってください。
- ●長期保管時の充電は充電完了まで充電せず、残量インジケーターが3~4つ点灯の状態を保つと、本体バッテリーの劣化を最小限に抑えることができます。
- ●直射日光を避け、涼しく湿気の少ない場所に保管してください。
3. OBDⅡケーブル(806)のヒューズ交換
- ❶シガープラグ先端の金属部を反時計回転に回して外し、内部のヒューズを取り出します。
- ❷ヒューズ内の線が切れている場合は新しいヒューズと交換します。下記を参照し、必ず同仕様、同寸法のヒューズと交換してください。
-
ケーブルヒューズ型式仕様寸法
-
OBDⅡケーブル(806)F485A/250Vφ6×30mm
故障かな?という場合に
故障かな?という場合には、以下の症状、原因と処置をご参照ください。本製品について、わからない点やご質問、故障の場合は、お買い上げの販売店またはカイセ株式会社にお問い合わせください。
-
症状原因と処置
-
電源が入らない
-
●本体の充電量が低下している。または過放電保護が働いている。
- →本体の充電を行ってください。
-
●電源キーを長押ししていない。
- →電源キーを1.5秒以上長押ししてください。
-
●本体の充電量が低下している。または過放電保護が働いている。
-
OBDⅡコネクターの
LEDが点灯しない-
●DLC(車両側コネクター)に電源が無い。
- →バッテリークリップ変換ケーブル(808)を使用してください。
-
●DLC(車両側コネクター)に電源が無い。
-
症状原因と処置
-
シガープラグの
LEDが点灯しない-
●シガープラグのヒューズが切れている。
- →ヒューズを交換してください。
-
●シガープラグのヒューズが切れている。
-
直流機器が
使用できない-
●5Aを超える電流が流れて過電流保護が働いている。
- →その直流機器は使用できません。
-
●5Aを超える電流が流れて過電流保護が働いている。
-
残量インジケーター
3つ点滅→動作停止後
電源がOFFになった-
●本体が高温になり、温度保護が働いている。
- →冷暗所にしばらく置いて本体温度を下げてから、環境温度以下で使用してください。
-
●本体が高温になり、温度保護が働いている。
お問い合わせ・修理品送付先
製品について (使い方、修理、校正)
カイセ株式会社 製造サービス課TEL:0268-35-1602 / FAX:0268-35-5515
修理・校正品送付先
カイセ株式会社 製造サービス課〒386-0156 長野県上田市林之郷422
TEL:0268-35-1602 / FAX:0268-35-5515